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●おすすめの本「国境の南、太陽の西」村上 春樹

村上春樹の4年ぶりの長篇書下ろし小説。

一人っ子として、ある欠落感をもっていた始に、小学校時代、同じ一人っ子の女の子の友達が出来る。

25年後、37才の時、2人は再会し、激しい恋におちる――。



今の僕という存在に何らかの意味を見いだそうとするなら、僕は力の及ぶかぎりその作業を続けていかなくてはならないだろう―たぶん。

「ジャズを流す上品なバー」を経営する、絵に描いたように幸せな僕の前にかつて好きだった女性が現われて―。



発売と同時に読みました。

そのときは,失敗作なのではないかと思いました。


しかし,10年以上経って,読み返してみると,印象は全く異なっていました。

今は,どなたかも書かれていましたが,ノルウェーの森を遙かにしのぐラブストーリーといえると思います。

ただ,単なるラブストーリーにとどまらないところが村上春樹だと思います。

人生の暗く,苦しい面を,はっきりととらえていて,恐ろしいほどです。

再読してから後,何度も読み返しました。そのたびに発見があり,小説としての魅力を感じる一方,その表現の深さに,たじろいでしまいます。

通常の小説を読むときとは,異なる経験です。


また10年後に読むとしたら,さらに深い理解ができるかも知れません。

あくまでも,わたし個人の感想ですが,一度読まれて,あまり感心しなかった方も,そこで結論を出してしまわずに,何年かしてから,再び読まれることを強くお勧めします。


国境の南、太陽の西 (講談社文庫)





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●おすすめの本「ノルウェイの森」村上 春樹

『100パーセントの恋愛小説』


限りない喪失と再生を描く究極の恋愛小説!

暗く重たい雨雲をくぐり抜け、飛行機がハンブルク空港に着陸すると、天井のスピーカーから小さな音でビートルズの『ノルウェイの森』が流れ出した。

僕は1969年、もうすぐ20歳になろうとする秋のできごとを思い出し、激しく混乱し、動揺していた。

限りない喪失と再生を描き新境地を拓いた長編小説。


1987年発表の『ノルウェイの森』は上下430万部を売るベストセラーとなり、これをきっかけに村上春樹ブームが起き、以後は国民的支持を集めている。

学生運動の時代を背景として、主人公「僕」と、友人の恋人「直子」を軸に、様々な思春期の葛藤や人間模様、恋愛、喪失感などを巧みに描き、非常に広く読まれている。


村上春樹の小説は「駄作」か「名作」かという両極端な評価に分かれることが多いようです。

本作もその例に漏れることなく、やはり評価は賛否両論ですが、事実として「ノルウェイの森」は、ノーベル文学賞候補に毎年選ばれるほどの作家の代表作であり、世界の各国でベストセラーになるほどの小説であるわけですから、本質的に「名作」なのか「駄作」なのかはさておき、それだけの「魅力」が、小説内のどこかにあることだけは誰にも否定できないことでしょう。


「100パーセントの恋愛小説です」っていうキャッチコピーとクリスマスのような装丁に魅かれ手に取ったのは20年以上前のこと。

その時頭を悩ませていた、恋愛の解決のヒントになればと思い手にとりました。

初めて読んだときは全く理解できませんでした。主人公の行動や考え方も 特にすぐ寝ちゃうとことか・・・

あれから、折々にこの本を手に取り アラフォーにして少しだけ主人公の気持ちが経験と実感として感じるようになりました。

それが幸せなことなのかどうか大いに疑問だけど・・・



これからも、時々読み直す作品だと思います。

過去を生きる人も、今を生きる人も そして未来を生きる人にも この作品は何かをもたらしてくれると思います。

皆さんにおすすめいたします。


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ノルウェイの森 上 (講談社文庫)





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●おすすめの本「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」村上 春樹

谷崎潤一郎賞受賞作品。


高い壁に囲まれ、外界との接触がまるでない街で、そこに住む一角獣たちの頭骨から夢を読んで暮らす〈僕〉の物語、〔世界の終り〕。

老科学者により意識の核に或る思考回路を組み込まれた〈私〉が、その回路に隠された秘密を巡って活躍する〔ハードボイルド・ワンダーランド〕。

静寂な幻想世界と波瀾万丈の冒険活劇の二つの物語が同時進行して織りなす、村上春樹の不思議の国。


自分が自分である所以とは何かを考えさせられる、非常に深い物語。

「私」は心に他人には踏み込めない「壁」を抱えた人間。

その「壁」の中には「街」がありもう一人の「私」はその街に暮らしている。

つまり壁の中の街は主人公の自我を象徴している。


人間は「心」があるから悩み、憎み、苦しむけれど、「心」があるからこそ幸せや喜びを感じることができる。

でも一体「心」とはなんなのか?

自分の「心」はどこにあるのか?


そんな答えの出ない疑問を投げかけ続ける、哲学的な物語。


村上作品の中でもっとも骨太な作品だと思う。


こういう「とてつもない」独特の物語を書くことが出来るのは、やっぱり村上春樹しかいないのだ。

登場人物が困難な状況に陥っても、誰一人狼狽しない。

これだけの冒険物語を、心静かに読ませることが出来るのは彼しかいない。



何度読んでも圧倒され、引き込まれますね。

「世界の終わり」と「ハードボイルドワンダーランド」との2つのストーリーが最初は何で交互に出てくるのだろうと思い、その内に何か関係ありそうだと思い、最後に繋がるのだけれども、それが本当にどんな繋がりなのかを読後も考えされられてしまう物凄い作品です。

どうしてこんなストーリーを考え付くのか想像を絶するものがあり、ハルキストのみならず、文学好きの人にはたまらない作品だと思います。

本質は真面目ながら、随所にユーモアがあって(机の上にたくさんクリップがある理由が分かったときは笑ってしまいました)、迫力満点で、読んでいて思考回路がフル回転する気分です。

また、絶対映画化出来ないだろうなと思いますし、それぐらい文学のレベルの高さを感じさせてくれます。

それから、太った娘が何でいろんなことを知っているんだろうと不思議な感じでした。

そうでないとストーリーが進まないからですかね。

星5つでも足りないぐらいです。


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●おすすめの本:「ダンス・ダンス・ダンス」:村上春樹

『羊をめぐる冒険』から4年、激しく雪の降りしきる札幌の街から「僕」の新しい冒険が始まる。
奇妙で複雑なダンス・ステップを踏みながら「僕」はその暗く危険な運命の迷路をすり抜けていく。

70年代の魂の遍歴を辿った著者が80年代を舞台に、新たな価値を求めて闇と光の交錯を鮮やかに描きあげた話題作。

本作品の本当の主人公は「いるかホテル」なんじゃないだろか?

そこで繰り広げられる「生」と「死」の物語。



村上春樹にしては珍しくミステリーっぽいこの作品。

『羊をめぐる冒険』もなかなかスピード感があったが、今作はそのミステリー感の影響でさらにスピード感のある作品となっている。

あんまり書くとネタバレになるので書かないが、今作のテーマは『死』と言っても良いと思う。

ある場面で主人公はこんなことをユキと言う不思議な少女に語りかける。

「人の生命というのは君が考えているよりずっと脆いものなんだ。だから人は悔いの残らないように人と接するべきなんだ。公平に、できることなら誠実に。そういう努力をしないで、人が死んで簡単に泣いて後悔したりするような人間を僕は好まない。個人的に。」

良い台詞だ。

80年代後半に書かれたとは思えないくらい新しい。

一読の価値アリ。



本書は評価としては分かれているようだ。

むしろ 元々の村上ファンからは 幾分かマイナス評価を得ている趣もある。

確かに 話がきちんと完結しておらず 答えを出さないというスタイルが本書あたりから 村上には出てきたような気がする。

その点で 読んでいてもどかしさがある。
 
但し 初期三部作、特に 始めの二作に見られた村上のスタイリッシュな軽さの中に おりのようによどんでいたものが はっきりと主張され始めたという点では貴重な一作だと僕は考えている。ストーリーテリングの冴えも申し分ないと思うからだ。


「踊るんだ。
 音楽の鳴っている間は踊り続けるんだ。
 なぜ踊るなんて考えちゃいけない。
 意味なんてもともとないんだ。
 どれだけ馬鹿馬鹿しく思えても、
 きちんとステップを踏んで踊り続けるんだよ。
 まだ手遅れになっていないものもあるはずだ。
 使えるものは全部使うんだよ。
 ベストを尽くすんだ。
 とびっきりうまく踊るんだ。
 みんなが感心するくらいに。」


「繋がっている。
 僕としては、この線をだどってみるしかない。
 この糸を切れないように注意深く辿っていくんだ。
 とにかく動くこと。
 立ち止まらないこと。
 こっちの世界に居続けるんだ。」
 


★念のために本作品のシリーズを順番に書いておくと。

「風の歌を聴け」→「1973年のピンボール」→「羊をめぐる冒険」→「ダンス・ダンス・ダンス」



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●超おすすめの本:「羊をめぐる冒険」:村上春樹

野間文芸新人賞受賞作

村上春樹初期作品の中での最高傑作。


1通の手紙から羊をめぐる冒険が始まった 消印は1978年5月北海道発

あなたのことは今でも好きよ、という言葉を残して妻が出て行った。

その後広告コピーの仕事を通して、耳専門のモデルをしている21歳の女性が新しいガール・フレンドとなった。

北海道に渡ったらしい<鼠>の手紙から、ある日羊をめぐる冒険行が始まる。


新しい文学の扉をひらいた村上春樹の代表作長編。


大変読み応えのある小説でした。

友情と愛情と冒険とサスペンス。

幻想的な情景とミステリアスなストーリー。

「風の歌を聴け」や「1973年のピンボール」のエピローグがあったり、「ダンス・ダンス・ダンス」のプロローグがあったりします。

もっとも僕は、羊男のイラストが一番ショッキングだったりしましたが。

この村上春樹の羊系小説を読む場合、風の歌を聴け→1973年のピンボール→羊をめぐる冒険→ダンス・ダンス・ダンスの順番で読むことをお薦めします。


タイトルこそ違いますが、これらはリンクしております。

僕はそれを知らずに順番めちゃめちゃに読んでしまったため話が前後してしまいました

残念!


★「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」とともに、俗に「三部作」と呼ばれる小説の3作目。

前二作を先に読まないと半分も楽しめません。

「風の歌を聴け」に出てくる主人公「僕」とその親友「鼠」。

この二人がとても魅力的な人物で、彼らへの思い入れこそがこの三部作を楽しむ上で最も重要になります。


あの二人は文学史に残るアイドルになるかもしれない。

夏目漱石の「坊ちゃん」みたいに。二人は「風の歌を聴け」で20歳前後、「1973年のピンボール」で25歳前後。「羊をめぐる冒険」で30歳となります。

20歳、25歳の彼らとともに青春の苦悩を味わい、”ジェイズバー”でビールを飲み、それぞれの恋をし、バーテンの「ジェイ」と会話を楽しんだ過去があってこそ、30歳の彼らが遭遇する苦難と冒険にのめりこむことが出来るわけです。

「風の歌を聴け」と「1973年のピンボール」に関しては、僕の場合、部分的に20回以上読み返しています。

暗記している場面すらあります。小説を読み返すタイプではないんですが、この二作は別です。短いですし。


★「羊をめぐる冒険」は探偵小説のように謎を追うストーリーです。

探偵小説と青春小説を混ぜ合わせたような小説。

ドラマチックな場面も多い。

三部作の中でも特に人気の高い作品です。

前二作と違って整ったストーリーと緻密なプロット、構成の巧みさをも楽しめます。

特に終盤がいい。

ついでに言うと、この続編として「ダンス・ダンス・ダンス」という小説がありますが、こちらはこの「羊をめぐる冒険」に出てきた人物が中心になります。

つまり人気シリーズなんですね。 「ノルエーの森」以降の村上春樹ファンはぜひ、読んだ方がいいとおもうよ。


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